続・曖昧は続かない

水槽のクジラ(vo.gt)

はちがつ

僕をやさしく呪っていた守ってくれていた この春色のケロイドも随分と肌の色に馴染んで もうなんでもない思い出になっていきました。

それは望んでいたこと。だけど今この胸の収まりは悪くて、結局は不安と憂鬱で満たしている事が安心な人間だったって事に気がつく。恥の多い人間です

 

なにもないことすら失くしてしまった。

そう思ってたけど 実際身の回りにはちゃんと愛すべきものがたくさんあったし、自分自身にもちゃんと枯れずに生きていた想いがあった 

 

ベタ過ぎる話だけど、おわりははじまり って事なんだね

大切な青を抱いて生きるような事はもう出来なくていい それでいい

 

青春のおわり

 

ワンマンから一週間以上が経ってしまった。

現編成での最後の演奏を聴きに来てくれた皆様、本当にありがとうございました。

そして、少しでも気にかけてくれたみんなも。本当にありがとう。

 

バンドは終わらない、けど明確に青春は終わりました。

今回のワンマンのタイトルにもなった「かたちのおわり / かたちをかえて」という僕らが初めて出した全国流通盤は、極個人の話だが青春の終わらせるための作品だった。

だから、あの作品を出して 本当は一度死んでるんだと思います。青春に縋った自分がうまく生きれるようにするために、これからもうつくしいもの見れるようにするために。でも、結局縋っていたんですね。

 

僕はワンマンのとき 覆水盆に返らず ということわざの話をしたけど、返してしまったのは自分の青春でもあるし、人間関係でもあると思うし、言い尽くせない色んなものが取り返せないものになっていきました。

でも、僕はまた新しく水を注げるとも思っているし それが人生において一番幸せであったりうつくしいものを見るための最善の方法なのだとも思っています。

 

僕以外の脱退の理由、そんな感じでしょうか。

各々に各々の理由があるし、簡潔に言うならそれぞれが別のところへ向かうため、です。わざわざ言わなくても感じてくれてると思うけど。

 

僕はクジラもそうだし、新しくバンドも始めてみるし、色々吹っ切れてるのでこれからを楽しみにしててほしいです。

僕は音楽家で、音楽を続ける歌を歌うことでしか証明できないと思うので。色々すぐにお知らせできないことだけが申し訳ないのだけど。

 

 

何にせよ、これからもどうぞよろしくね。

 

水槽のクジラ

vo.gt 西田諒平

3月

かわいいだけの春 それが身体を満たしていた事は小さな昔で 単純な経年変化か それとも僕のこころは穴だらけだったから こぼれ落ちてしまったのか 分からないけれど それを愛しいと思っていた事は本当だよ

 

今日は暖かかった でも春のにおいはしなかった     

春はまだ来てない そしてもう怖くもない

たくさんのことが

駆け抜けて行ったような ただ通り過ぎるのを待っていただけか 大きな引力にただ吸い込まれて 時間のない無力みたいなものに 対岸に見える人は誰だろう 愛してほしかった愛さなくてはいけなかった 欠損を抱えていても 傷口があぶくになっても 自分のこと あなたのこと 本当のこと 愛して欲しかった愛さなくてはいけなかったよな 臆病者だとしても 互い違いの磁石なら それは叶ったこと?

九月

9/2

 

遅ればせながら、繋ぐ窓 vol.5はありがとうございました。会場限定版ですが、シングルを出した。

今回は僕が各楽器の録音やらミックス、マスタリングまで行っています。

 

楽曲も今までになかった楽曲群で、疾走する水飛沫のような楽曲「spring cider girl」、クジラ史上最速の楽曲「ダイヴィング・プール」、コーラスワークとオルタナシューゲイザー推しな楽曲「かさなるあくび」、

どれも最高の楽曲達だと思います。

 

企画に出演してくれた 羊文学 も17歳とベルリンの壁 もありがとうございました。イベントを通して僕らのやりたい事が少しでも感じられたならいいなと思う。

 

 

 

9/12

 

下北沢MOSAiCにてライブだった。

すごい久しぶりのモザイクだった気がする、plot scrapsすやまくんとyeti let you noticeのまさるくんと大富豪したのすんごく楽しかった。イエティはいつ観てもライブがいい

たのしい日だったと思う。

 

 

9/23

 

吉祥寺WARPにてyukueのレコ発企画だった。

you,anyのみつきゃすとyukueはじめさんとやたら話した。みつきゃすが言ってくれた「あなたは船を作る人ってよりは、船そのもの」って言葉が何だかしっくりきた

はじめさんはこんな楽しい日達もだんだん過ごせなくなっていくと言っていたけど、そうとも思うしそうとも思わない。こんな日を永劫枯らさないことだって出来るはずだし、思い出のお化けにならずに生きていく術だって沢山ある。それにはエネルギーがいるが、人生なんだってそうなんだと思う。

 

僕はもう思い出が身体にとどまらなくなってしまったから、僅かに濁る今だって煌めきながら過ごしていたい。そう思ったりします。

 

 

7月

気付いたらもう7月が終わる。

気付いたらもう夏めいていた。

頭と季節がうまく繋がらないまま8月になってしまう ひゃあ

 

7月は某バンドの録音から始まり、その直後クジラの録音が始まって、そこからミックスをし続けていた気がします

何時もやっていた海の日の企画も今年はやらなかった、から余計に今日まであっという間過ぎ びっくりだよ

 

無事ミックスは終わって、音だけで言ったらもう何時でも聴ける状態にはなってる。

 

冒頭で言い忘れていたけど、そして文章から分かるとは思うのだけど今回の音源は僕が録音、ミックス、マスタリングまでの全行程を行いました。

楽曲がいいのはそもそもで、自分達だけでもこんだけ出来るんだってのを感じてもらえれば嬉しい 流通版と変わらないクオリティのものが出来たよ

 

9/2は新しい音源を買いに来て欲しい 是非とも

 

録音の仕事も請けているので、是非とも依頼下さいバンドの人や弾き語りの方々

 

 

8月からは東京ライブラッシュだ

7月東京無かったからね、是非とも観たいときに観においで 待ってます