わたしのいちばんきれいなうみ
昔のライブ映像や写真などが出てきたので眺め始めてしまった午前4時。
歌があまり上手じゃなかった。
知らない雨のこと という楽曲があるんだけど、とても名曲だった 歌は下手でも、ありがとう昔の自分
人間、生きれば生きるほど変わっていくものだけど どうしたって変わりようのないものがそこには沢山あった。別の人間にも思えて可愛らしいとも思ったし、そう思える自分に少しだけ安心した。
若さゆえの青。青さで開いた花はいつか萎れていくもの。あの時はそれをどうして認められなかったのだろうね。
萎れた煌めきの奥にあった、何一つ変わりのない、代わりのないもの。
ぼくのこれまでの水槽のクジラでの人生そのものが「わたしのいちばんきれいなうみ」なのかもしれない。
何となく、そう思った。
そして、ぼくはまだ誰も知らない、まだ見たことのないうみを見に行きたい。
見せたいって思う。